タイで癒されるもりぞおさん [インドを旅するということ]
「2話目でいきなりタイかよ!」と、ストレートな突っ込みを入れてくれるあなた。
そんなあなたが大好きです。
と、いうわけで、インドからタイへ帰ってきたときのおはなし。
午前0時50分ニューデリー・ガンジー国際空港発
午前6時30分バンコク・ドンムアン国際空港着
という、ふざけた夜行飛行機でぼろぼろになって帰ってきたもりぞおさん。
今日からタイで3泊です。
疲れた身体を引きづってエアポートバスに乗り、意識不明のまま降り立った、バンコク・スクンビット通り。
午前7時のバンコクは、人も車もまばらで、朝の澄んだ空気の中、タクシーが気持ちよさそうに走り抜けていきます。
ぽとぽととホテルへの道を歩いて、ふとふりかえると、そこにはオレンジジュース屋さんが。
南国のフルーツはどこも美味しいのですが、このバンコクのみちぱたで売っている、小さなペットボトル入りのオレンジジュースは、オレンジのあのすっぱみがすっかり抜けて、心地よい甘さが、タイの蒸し暑い空気に毒された身体を、さわやかに癒してくれるのです。
「1本ちょーだい!」「あいよ。20バーツ。」
100バーツを出して、80バーツのおつりをもらう。
おっちゃんは、蓋を開けて、ストローを突っ込んでくれる。
「おいおい。なんか落としたよ。」
むかいの銀行の警備員が声をかけてくれた。インドで両替しそこねたルピーがポケットから落ちていた。
「サンキュー。サンキュー。」といいながら、オレンジジュースを口に含んでいる私は、心の底からタイに癒されていた。。
さて、もりぞおさんはなんでこんなに感激しているのでしょう?
答えは、インドとまるで違うからです。
・インドに澄んだ空気はない。朝も夜も砂ボコリと排気ガスで空気は新幹線の喫煙席のような白。
・インドに気持ちよさそうに走るタクシーはない。基本的に渋滞。渋滞がなくとも障害物が会った瞬間にクラクションを鳴らす。バックパックを背負った旅行客を見て止まらないタクシーはいない
・インドでは振り返ると屋台なんてことはない。旅行客が店の前を通った瞬間、「ハロー」「コニチハ」「アニョハセヨ」のどれかが飛んでくる。
・インドには定価がない。同じモノを買おうとしても、いつも違う値段。言われたままの値段をそのまま払うとかなりの高確率でぼられた事になるので、全ての買い物で値段交渉が必要
・インド人はおつりを持っていない。貧乏故か、とにかくおつりを持っていない。100ルピー札(260円)とか出すと露骨にイヤな顔をされる。しつこく「コレしか金がない」というと、イヤイヤ隣の店とかに行ってお釣りを用意する
・インドにはサービスという概念がない。常に、自分が得することしかしないため、お客様に喜んでもらおうという姿勢は皆無。ペットボトルの蓋を開けるなんてあり得ない。笑顔は、ぼったくりに成功したときのみ。
・インド人が落ちている現金を見て、盗まないわけがない。
と、いうわけで、タイでのこの【オレンジジュースを買う】という数分の行為の中で、インドでは決して味わえない素敵な出来事が、こんなにたくさんあったのです。
タイ、サイコー。
っていうか、インド、最低。
バンコクの町中によくいる、ジュース屋さん。ココナッツジュースはともかく、
絞りたてオレンジジュースがとても旨い。20バーツ(56円)
インドスゴイ。楽しみに見てます。
by 松○後援会松戸支部 (2005-01-25 01:09)
だからネパールに行けって言ったのに・・・
by 松○後援会吉祥寺支部 (2005-01-28 00:03)