SSブログ

力車(リキシャー)いろいろ [インドの乗り物]

日本で観光客が乗る乗り物というと、電車、タクシー、バス、飛行機くらいのものです。
インドでは、それ以外にもいろんな乗り物があります。

リキシャー(人力車)
その名の通り、人力車。
観光客が乗った大八車を、インド人が引っ張ります。
スピードは、歩くのとそれほど変わらず、大きな道路はわたれない。車や牛などに道をふさがれると立ち往生する。
昔から思っていたのですが、この乗り物の非効率さは、他の追随を全く許さない確固たるものだと思う。


サイクルリキシャー(自転車リキシャー)
自転車につながれた大八車。
町中を移動するには、小回りがきいてなかなか便利。
小さな町から大きな町まで、いろんなところにたくさんいる。


ちなみに、この写真を撮ったあと、モデル料5ルピーを請求される。

ぼったくりが多く、「10(ten)?」 「OK!」などという交渉をすると、目的地近くになると「$10!」などと言ってくる。
ただ、所詮自転車なので、そういう生意気を言ってきた時は、さっさと大八車から飛び降りてしまえばOK。

文句を言ってきたら、10ルピー札をひらひらさせて、
「Do you want?」 (欲しい?)
などと言えば、舌打ちしながら金をひったくって、どっかに行くので無問題。

また、運転手が道がわからないと、町に一つ二つある、サイクルリキシャーマンのたまり場に行って道を聞いたりする。
もりぞおさんが乗ったサイクルリキシャーマンが、このたまり場に行った時に、何でか他のリキシャーマンと口論を始め、棒で殴られていた。
明らかにアレなので、降りたら、まあ、乗っていけという。
乗ってみたら、鼻血を流しながら30分ほど走ってくれた。いい根性している。


オートリキシャー(オート三輪)
私が行った町では、主力の乗り物。
ほんまもんのタクシーよりもこっちの方が多い。



自分でオート三輪を持っている運転手は少ないらしく、オート三輪のオーナーから数人共同で1日いくらで借りている模様。
つまり、客を取らなきゃ赤字になるので、競争は熾烈を極める。よって、観光地や駅の近くでは、ぎゃんぎゃん声をかけてくる。

こんな奴らにいちいちつきあってると体力が持たないので、もりぞうさんは後半こうやって乗ってました。

乗ろうと思った時に、一番近くにいる運転手に声をかけて、値段を聞く。
「いくら?」「40ルピー」
この時点で、運転手は私を「捕まえた」モードに入る。外国人旅行客は彼らにとってゴールデンハンマーである。

値段を聞いて、「OK,OK」といいながら、他のオート三輪に乗る。
席について、値段を聞くと、最初の運転手がモーレツに怒りながら、「なんでそっち乗るんだよ!?」と怒鳴ってくる。
シカトして、今乗ってる車の運転手に値段を聞く。
「いくら?」「40ルピー」

値段を聞いた後、
「この人、40ルピーって言ってるよ。それより安かったら、そっち乗るよ」
と、最初の運転手にけしかけてみる。

こうすると、後は勝手に二人の運転手がけんかしながら、適正価格まで値段を下げてくれるわけです。らくちん。
下がるとこまで下がったら、にこにこしながら、サンキューって言って乗ればいいわけです。
インド人をまじめに相手してたら体力持たないから。


これらの、リキシャーのどれにも言えることなのですが、外国人観光客は必ず現地人より高い値段を取られます。
まあ、これは決まりなのでしょうがないのですが、運転手もしたたかな物で、外国人観光客が乗りそうだったら、例え今インド人の客が乗っていようとも、無理矢理おろして、観光客を乗っけます。

年老いた母親と、やせ細った子供がおろされた後にどっかりと腰を下ろすのはちょっぴり気が引けるのですが、これが資本主義という物です。
日本的資本主義ではあり得ないですけどね。
日本の顧客へのサービスレベルの高さは、世界に誇れると思う。
そしてインドの・・・(毎回言っているので、以下略)


nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:クルマ・バイク(旧テーマ)

nice! 1

コメント 2

Feronia

またまたお邪魔します。ベトナムでもいます。シクロのオヤジがぼったくりです。7年前の話で、1万ドン(100円程度)だと言い、1分1万ドンと言ってはジャパニをだまし、変な店につれて金を巻き上げ、安宿に泊まっているのに1日1万円くらい使ったという日本人の人と会いました。幸いこちらは在住だったのでそんなひどい目にも遭うことなく生活できましたが。
しばかれても、負けないリキシャーマンにnice!
by Feronia (2005-03-17 17:10) 

mota

私も、ベトナム行ったことありますが、けっこうアレですね。。
でも、インド人はベトナム人より手強いです。
ベトナムは、飯も旨いし、人も風景も好きなので、また行きたいんですよね。この前南ベトナムだったんで、今度は北へ。。
インドがベトナムより快適なのは、寝台列車のベッドの大きさくらいでしょうか。
ベトナムの寝台列車はなんであんなに狭いんだろう。。
by mota (2005-03-22 11:00) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。